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Coincheckでは、2021年1月14日より3年ぶりとなるテレビCMを開始しました。現在、東京・大阪・愛知などの全国26都府県にて放映されておりますが、今回はそのテレビCMの裏側やCMにかけた想いを紹介していきます。
シンプルで力強いクリエイティブ
プレスリリースでも紹介しましたが今回は、シンプルなメッセージにロケットの発射でワクワク感や期待感を表現した「ロケット」篇と、ボーッと観ていてもメッセージが届く「タイトル」篇の2種類を制作しました。音楽は、いずれも誰もが一度は聞いたことのある名曲『宇宙戦艦ヤマト』のイントロパートを使用しています。
テレビCM放映エリアでは、この2種類のいずれかが放送されていますが、残念ながら放送エリアにお住まいでない方や普段テレビを見ないという方は、Coincheckの公式YouTubeにも映像をアップしておりますので、ぜひ音声ありでご覧ください!
テレビCMの後半から入るロックなナレーションは、ギターウルフのセイジさんにご担当いただきました。『宇宙戦艦ヤマト』の音楽ともマッチしていて、シンプルなメッセージにさらに勢いを加えています。


検討に検討を重ねた、テレビCMの放映
当社では、2018年4月にマネックスグループ株式会社の傘下に入り、経営管理態勢や内部管理態勢の改善、技術的な安全性の向上に努めてきました。2019年1月に暗号資産交換業登録を受けて以降は、より多くのお客様に当社サービスを安心・安全にご利用いただけるよう、セキュリティのさらなる強化やユーザビリティの向上を図るとともに、暗号資産の取扱拡充や新規事業の創出などにも努めてきました。
テレビCMについては、実は2019年1月の暗号資産交換業登録を受けた直後から、いずれどこかのタイミングで実施したいと考え、実施するのであればタイミングやメッセージはどうすべきか議論に議論を重ね検討してきました。
制作に関しては、2017年のCM制作を担当していたチームと再びタッグを組み、数十秒という短い時間でコインチェックらしさを表現するにはどうしたら良いかここでも議論に議論を重ね、結果的に10種類程度の中から今回の2種類に絞りました。

日本の暗号資産業界を盛り上げていきたい
2020年、ビットコインが何度も過去最高額を更新するなど、良い意味で激動の一年となりました。これは、暗号資産市場への機関投資家の参入、大手企業の暗号資産取引サービスへの参入などの米国企業の動きも大きく関係していると言われています。また、「DeFi(decentralized finance:分散型金融)」と呼ばれる新たな金融サービスが台頭し、一大ブームを巻き起こしました。
暗号資産業界においてこのような動きがあることは喜ばしいと思う反面、日本の暗号資産取引業者としては、少し寂しさが残っています。
2018年1月、当社は不正アクセスによる仮想通貨NEMの不正送金により、多くの方々にご迷惑とご心配をおかけしました。2019年以降は、1BTCが一時40万円を下回るような凪相場が続いたことや国内において暗号資産交換業者への規制が強化されたことにより運営コストが高まり、当社を含め業界全体して厳しい時代もありました。一方、その規制の強化により、現在はバブルと言われた2017年頃とは比べ物にならないくらいの市場が整ってきており、とりわけ顧客保護の体制に関しては海外の暗号資産交換業とは桁違いと言われています。
当社としては、今回のテレビCMは単にCoincheckの新規ユーザーを獲得するだけでなく、再び暗号資産に注目が集まり、日本の暗号資産業界全体を元気にするようなきっかけになればいいなという想いを込めています。
2021年の新年のご挨拶に当社の考える「暗号資産の社会的意義」について記載しましたが、暗号資産は様々な可能性を秘めていると考えています。
投機的な側面に注目が集まりやすい暗号資産ですが、私たちの最も身近な財産的価値である「通貨」の機能をブロックチェーンで表現したものが暗号資産であり、ブロックチェーン技術はインターネット上で通貨・債権・株式・所有権等の財産的価値を地理的・時間的・コスト的制約から解放されて移転することができる「価値交換プロトコル」であると私たちは考えています。これは、インターネット黎明期にTCP/IP・HTTPなど「情報移転(交換)プロトコル」が発明されたことで、情報が地理的・時間的・コスト的制約から開放され、今では私たちの生活になくてはならないものなったように、新たな金融体験をもたらすと共に、社会の経済活動を効率化するインフラとなる可能性があります。
2021年 新年のご挨拶(コインチェック株式会社)
今回のテレビCMだけでなく、当社では今後、暗号資産によるコミュニティの形成・強化や資金調達の試みである「IEO」やブロックチェーン上に記録されたデジタル資産(非代替性の権利証)であるNFTを暗号資産と交換できる「NFTマーケットプレイス」など、暗号資産のユースケースとなるような新たなサービスのローンチを予定しています。また、暗号資産に関わる税制改正など今後の発展のために必要なアプローチも、業界団体等を通じて積極的に行っていきます。
海外勢に負けぬよう当社では引き続き様々な挑戦をしていき、日本の暗号資産業界を盛り上げていきたいと考えています。
商号:コインチェック株式会社
暗号資産交換業の登録番号:関東財務局長第00014号
加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会
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