Bitcoinで「クラウドファンディング」 の可能性が広がる ~ビットコインカフェ~

芸能人やスポーツ選手なども活用し、広がりを見せているクラウドファンディング
そのクラウドファンディングの決済方法の一つとして、Bitcoinが注目を集めていること、ご存知でしたか?
今月9日にはテックビューロとCAMPFIREが事業提携をしたという発表もありました。
参考:クラウドファンディングにBitcoin決済や独自の仮想通貨を実装へ

というわけで、本日のビットコインカフェは、「Bitcoin × クラウドファンディング」です。
 

▼クラウドファンディングとは

銀行借り入れや株式調達などの資金集めの方法は、多くの手続きが必要なほか、少額の資金を集めるのには不向きです。
そこで近年、クラウドファンディングと呼ばれる新手の資金募集方法が登場しています。
クラウドファンディングでは、インターネット上で資金を募る理由や募集金額などを公表し、寄付を呼び掛けます。
例えば、慈善活動などを行いたいものの、自己資金では到底実現できない、という人などが寄付を募ります。
寄付をした人に対しては、寄付された資金を用いて行った活動にちなんだ製品や、地域の特産品などを送ります。
寄付した人も、された人も幸せになれる仕組み。それがクラウドファンディングの長所といえます。

▼クラウドファンディングの成長

クラウドファンディングは、急速に成長を遂げています。
クラウド型のサービスが日本社会に定着したことが追い風になっているようです。
例えば、大手クラウドファンディングサービス「READYFOR」は2011年にサービスを開始しましたが、合計で28億円以上の資金を集めることに成功するなど、目立った成果を上げています。
参考:https://readyfor.jp/proposals/intro
クレジットカードなど、様々な決済手段で日本全国から寄付が可能になっているので、今後もさらなる成長が期待できますね。
 

▼Bitcoinを利用したクラウドファンディングの可能性

クラウドファンディングの成長をさらに促進する可能性があるのが、Bitcoinです。
決済手段をより便利にすることで、クラウドファンディングの利用者は増えると考えられます。
例えばクレジットカードでは上限額が定められており、高額の寄付が難しくなってしまいます。
その他の方法で寄付しようとすると、決済に手間がかかってしまうといった難点があります。
Bitcoinは日本円などの通貨とは異なるため、ポイントサイトなどで、ポイントを現金や商品券などに交換する選択肢と合わせて、慈善活動に寄付する選択肢を設けているのと同様、寄付に対する心理的ハードルが低いと考えられます。
また、Bitcoinはレートが変動するため、レート変動をうまく利用すれば多額の利益が得られる可能性があります。
優秀なトレーダーがトレードで得た利益の一部を寄付するようになれば、クラウドファンディングにおいて多額の資金を集めやすくなるのではないでしょうか。
Bitcoin関連の法整備等には政府も取り組み始めており、今後、Bitcoinの流通量が増え、法整備も進めば、Bitcoinがクラウドファンディング市場をさらに拡大していくと考えられます。
 

▼Bitcoinを利用したクラウドファンディングの例

・coincheck donation

coincheckが提供している「coincheck donation」は、世界初となるBitcoin寄付型のクラウドファンディングサービスす。
寄付ページに表示されているBitcoinアドレス、またはQRコードをBitcoinウォレットから読み取るだけで、簡単に寄付ができます。

・fundFlyer

bitFlyerが提供する購入型のクラウドファンディングサービスです。
金銭的なリターンではなく、新たな体験やサービス、モノなど、プロジェクト毎に異なるリターンを得ることができます。
上記以外にも、不動産クラウドファンディングサイト「Brelion」がBitcoinでの参加を受け付けていたり、先にも記載した通り、テックビューロとCAMPFIREが事業提携し、クラウドファンディングにBitcoin決済や独自の仮想通貨を実装を進めています。
参考:不動産クラウドファンディングサイトのBrelionがビットコインでの参加を受付

どちらもインターネットを舞台とする存在。今後どのような広がりを生み、また、新たなサービスを作っていくのか。
Bitcoin × クラウドファンディング」、今後の動きに要注目です!
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