スペイン政府は、ビットコインのマイナーに利益の最大47%の税を課する見込みであると発表しました。
関係者は、今後ビットコインの採掘が税金の対象になる可能性を指摘しています。
▼47%のビットコイン採掘税-実現は困難?
8月末、スペイン財務省と行政機関は「ビットコイン取引及び支払い方法の一つとしての使用は、無税である」と発言しました。
一方で、マイナーたちは「経済を支えるため、ビットコインは常に税の対象でなければならない」と主張しています。
近年、スペインは仮想通貨やITを活用した金融に積極的です。
もしビットコインに税金がかかることになると、マイナーにとっての義務は重大となります。
経済学者兼顧問税理士のホゼ・アントニオ・ブラボー・マテウ氏は、「スペイン財務省にとってこの新しい責任は簡単に実現化できるものではない」と、課税の実現には様々な問題があると指摘しています。
また、ツイッター上での討論で、BTC.comのアレハンドロ・デ・ラ・トッレ氏は、政府の課税計画に対し疑問を抱いており、政府がビットコインや仮想通貨の専門家を雇用し、不正なマイナーや未知のマイナーたちを探し出すのではないかと予想をしています。
▼スペイン、後戻りの可能性は低い
スペイン政府は慎重に税に関する問題に目を向け、これを南アメリカの国々でも実現していく方針です。
例として、2016年7月、ジブラルタルがヨーロッパ初のビットコイン証券取引機器を作っていることを公表しました。
国内での株式取引に加え、ドイツのDeutsche Börseからの資産解放も正式に承認されています。
これについて、ジブラルタの財務大臣アルバート・イソラ氏は「民間企業間のデジタル通貨取引の正しい規制に力を注いでいきたい」と語っています。
元記事: https://news.bitcoin.com/spain-bitcoin-miner-tax/